むくみ

むくみ

【むくみチェック】
□夕方になると脚が太くなる
□朝起きると顔が腫れたように感じる
□脚のすねの辺りを押すと、へこんだまま戻ってこない

 

上記に当てはまる方は、カラダがむくんでいるというサインです。

むくみとは…余分な水分や老廃物が体内(皮膚の下)に溜っている状態のことです。
なぜ体はむくんでしまうのでしょうか。

カラダに栄養素や酸素などの必要な成分を送り届けるのが血液と血管です。
心臓から送り出された血液は、動脈を通って全身を巡り、体の隅々に張り巡らされた毛細血管へと行き渡り、
小さな細胞の一つひとつにまで必要な成分を送り届けています。

とはいえ、小さな細胞のすべてに毛細血管がつながっているわけではなく、
毛細血管から「血漿」という血液の成分の一部が染み出て「細胞間液」となって、細胞に必要な成分を運んでいます。

健康な状態であれば、役割を終えた細胞間液は、水分や老廃物となって静脈やリンパ管へ運ばれていきますが、

何らかの原因で静脈やリンパ管の流れが悪くなってしまうと、水分や老廃物は回収されず、皮膚の下に溜ってしまいます。それが「むくみの正体」です。

むくみの原因

むくみを引き起こす原因の1つは、カラダを「圧迫」することです。

デスクワークをしている人の場合、長時間をイスに座って過ごしていることで、
太ももからひざ裏辺りを常に圧迫していることになります。

圧迫されている部分は血流が悪くなってしまうため、余分な水分や老廃物は、静脈やリンパ菅に回収されにくくなります。
そのため、水分や老廃物がどんどん体内に溜まっていき、むくみを引き起こしてしまいます。
立ち仕事の場合、カラダが圧迫されることはありませんが、重力によって水分が下半身に溜ってしまうため、
足のむくみに悩まされることが多くなってしまうのです。
血流を良くするためには、筋肉を動かすことも必要になってきます。
「足は第二の心臓」と呼ばれています、足の筋肉はポンプのような働きをしており、
下半身に流れてきた血液を心臓に戻すという役割をしています。

「座りっぱなし」「立ちっぱなし」で足の筋肉を動かすことがなくなってしまうと、
ポンプが働いていない状態になり、血流が滞り、むくみを引き起こしてしまいます。

とくに、女性は男性に比べて全身の筋肉量が少なく、ポンプの力も弱いため、むくみで悩まされることが多くなります。

むくみに大きく関わるリンパ

日常生活に運動を取り入れ、心臓や筋肉などのポンプを積極的に動かし、
静脈の流れを良くすることで、むくみの改善を促すことができます。

リンパ管は静脈(血管)とは経路が異なっているため、心臓や筋肉というポンプを動かしても、
むくみに大きく関係するリンパ管の流れまで改善することはできません。

そもそも、リンパ管と血管では流れている物が異なります。
血管を流れているのは「血液」で、リンパ管を流れているのは「リンパ液」です。

このリンパ液とリンパ管とは…リンパ液が、体内の「浄化」「免疫」という大きな役割を果たしている液体です。
リンパ液は体内の①老廃物などを回収・排出、病原菌、②ウイルスなどに抵抗する…という役割があり、
カラダを正常な状態に保つ働きをしています。

そのリンパ液が通っているのがリンパ管です。
リンパ管は血管と同じように、体内の隅々まで張り巡らされています。
リンパ液が回収した老廃物などは、首、鎖骨、わき、腹部、そけい部、腰部、ひざ裏などに存在する「リンパ節」と呼ばれるところで濾過され、
尿として排出されます。

心臓や筋肉などのポンプが活発に動いても、リンパ液やリンパ管の流れまで改善することはできません。
そのため、その流れを改善するためにオススメなのが、当サロンの「リンパハンドマッサージ」です。

注意:いつまでもむくみが取れない、全身がむくんでいる、むくみがどんどんひどくなる…という状態のときは、
何らかの病気のサインの可能性もあります。

心臓や肝臓、腎臓、甲状腺などに異常がある場合に、むくみとなって現れることがあるのからです。

むくみだけなく、体がだるい、息苦しい、尿が出にくいといった症状など、いつもとカラダの調子が違うと感じるときは、
速やかにドクタ-の診察を受けてください。

当サロンの施術は、メディセル美療やリンパハンドマッサージなど、血流やリンパの流れを促す内容となっています。
特にむくみがひどい場合には、刺さない鍼によるツボへの刺激なども取り入れています。